占いよもやま話

暦のお話。

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今日は9月2日であり、丙戌の月、甲戌の日なのです。

「土用の丑」とか「一の酉」とか言いますよね。
この「丑」や「酉」は、十二支のアレです。
古代中国で十二支と十干を組み合わせて作った「干支暦」が日本にも飛鳥時代に入り、「六
十干支」として暦や時刻を表す基本となりました。
例えば今日は2025年9月2日ですね。
これを干支暦だと「乙巳年、丙戌月、甲戌日」となります。
古文書をみると基本和暦と漢数字で日にちが書かれていますが、たまに年干も併記されていたりします。博物館で古文書を見る機会があればチェックしてみてくださいね。

写真ACより

どうして1月が寅なのかわからないけれど。

日本の古語では9月は長月という表現もありますけれど、それは脇に置いておいて。
12か月も十二支と対応しています。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

ザックリすぎる説明ですみませんが、古代中国でいろいろ変遷があって、「一月は寅」が固定したそうです。感覚的には「数詞と同じ扱い」らしいです。
そんなわけで、今月は「戌」の月なのです

60年で還暦

十二支と十干の組み合わせは60通りです。
だから、60歳でちょうど生まれた時と同じ干支に戻る計算になりますよね。
「還暦」とはまさにそのことで、人の寿命が短った昔の感覚では、人生を一巡りした、有り難く目出度いことなのです。
平均寿命が延びて100歳になってもお元気な方が多い現代、60歳でお年寄り扱いはありえませんよね。私自身もあと2年で60歳になりますが、年を取ったなぁと思うでしょうが「お年寄り」になったとは自覚できないと思います。
還暦を超えて、「ステージを一つ上げて人生2周目」という意識で「老後」を目指したいものです。

ではでは、本日も素敵な1日でありますように。

玖ノ江摩樹(くのえまき)

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