神社仏閣あれこれ

今日は夏越しの大祓。

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今日は2024年の前半の区切りです。
1か月の終わりを「晦日(みそか)」といいます。
1年の一番最後の日・12月31日を「大晦日(おおみそか)」と呼ぶのは晦日の一番最後、大きな締めくくりの日、という意味合いからなのですが。
日本人特有なのかわかりませんが、
初めの日を「朔日(さくじつ、ついたち)」、
終わりの日を「晦日」、
それぞれに神社へお参りする習慣があったりします。(朔日参り、晦日参り)
それでここからが本題ですが、
一年の半分の区切り、つまり今日6月30日は、
「半年分の心の澱;穢れ=気枯れを祓ってすっきりして、明日からの半年を健やかに過ごしましょう」
ということで、大祓をします。
特に夏の季節に行うので、「夏越しの大祓」と呼びます。

ちなみにですね。
茅の輪くぐりの「茅の輪」は、須佐之男命(素戔嗚尊)に由来するものなので、
須佐之男命をお祀りしていない神社には茅の輪を設置していない場合があります。
とはいっても、すべては「分け御魂」で私たちも八百万の神々も、
最終的には「みんな天之御中主神の分け御魂なんですよね」
という理屈なのか、
最近はご祭神関係なく(?)設置している神社があるようですね。
厳密に気にしなくて良いのかも?

せっかくなのでお近くの神社へ、
◎この半年間を無事に過ごせた感謝
◎これからの半年間も無事に過ごします
という趣旨でお参りしましょう。
「お作法」というほどの大げさなものではありませんが、
茅の輪をくぐる時は、
①くぐる前に一礼してから、左側へ回る
②正面に戻ったら再び一礼して、右側へ回る
③さらに一礼してまた左側へ回る
④正面に戻ったら一礼してから茅の輪をくぐり、直進する
↓ の画像が参考になれば。

茅の輪くぐりの順番

人型の紙に名前を書いて体をぬぐってふぅ~っと息を吹きかけるのも、
気枯れを紙に移して祓う儀式です。
神社によって少し順序が異なるので、説明を確認すると良いですよ。

「今日これからじゃ、間に合わないじゃん!」
はい。
大祓の儀式は今日なのですが、
茅の輪は7月上旬まで設置している神社も少なからずありますよ。
お住まいや職場、いつも足を運んでいる地域の神社に茅の輪があったら、
お参りして茅の輪くぐりをなさってみてはいかがでしょうか。

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